セルフケアとは
症状を和らげることや、症状の進行を抑える効果があり、ご自身で取り組めることです。
セルフケアの例
・柔らかいものを食べる
・氷の袋をあてる
・なるべく顎を使わない。(あくび、大きなハンバーガー、カラオケ、ガム噛みなどをしない)
・リラックスしストレスを減らす。
・顎のストレッチなどをする。(痛くなるまでしすぎないでください。)
噛めば噛むほど健康にいい?
食べ物をよく噛むことで唾液が分泌され、咀嚼筋(そしゃくきん)が使われ、脳に刺激が伝わる、といった理由から「噛めば噛むほどいい」とされていますが、顎に痛みがあったりかみ合わせに問題がある場合は注意が必要です。咀嚼筋のうち口を閉じる際に使う「閉口筋」が強くなりすぎると「開口障害」といって口が開きにくくなってしまいます。症状が進行した場合、スプリントや薬物療法が必要になることもあります。顎に痛みがある、噛み合わせの問題があるといった場合には、無理をして噛みすぎることは避けたほうがよいでしょう。
硬いものや噛み応えがあるものを食べたほうがいい?
日本では戦前と比較して食生活が豊かになり、硬いものを噛まなくなったので「硬いものをしっかりと食べたほうがいい」という説がありますが、ケースバイケースだといえます。
弾力がある食べ物は何度も噛まなければならないため、顎関節に負担をかけることがあります。食事はバランスよく摂るように心がけ、必要以上に硬いものを食べる必要はありません。
食いしばる癖を治す
睡眠中のブラキシズム(歯ぎしり)だけではなく、集中力がいる物事に挑む、重いものを持ち上げるときなど、歯を食いしばっていることがあります。このように食いしばると奥歯に過剰な負担をかけ、顎関節に悪影響を及ぼします。食いしばりに気付いたら改めるように心がけるとよいでしょう。
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